ドミナント・タイプの「9thコード」
左端は“ドミナント・タイプ”と呼ばれているもので、
セブンスコードの代わりに使うことができます。
セブンス・コードより緊張感が高い(テンションが高い)と言われています。
コード表記では「◯79」とコードの右肩に「9」が付いている場合もあります。
構成音は「1・M3・m7・5・9」
トニック・タイプの「9thコード」
左から2列目の3つの9thコードは
“トニック・タイプ(メジャー)またはメジャー・トニック・タイプ、
あるいはアド・ナインス・コード”と呼ばれる9thコードになります。
“◯add9”と表記されます。
構成音は「1・M3・5・9」の4種類。
マイナーadd9thコード
左から3列目の3つの9thコードは
“マイナー・アド・ナインス”と呼びます。
マイナー・キーのトニックとサブ・ドミナントで使われ、
構成音は「1・m3・5・9」の4種類。
メジャー・ナインス・コード
右端から2列目は“メジャー・ナインス・コード”と呼ばれ、
“◯M79”と表記されます。
メジャー・キーのトニックとサブドミナントに使われ、
フワ~ッとした響きが美しい特徴があります。
これはM7と9がハーモニーを醸し出す為と言われています。
フュージョン系やPOPSで良く使われる傾向があります。
構成音は「1・M3・5・M7・9」の5種類。
マイナー・ナインス・コード
右端の9thコードは“◯m79”と表記され、
“マイナー・トニックタイプのナインス、略してマイナー・ナインス”と呼ばれます。
このコードもマイナーキーのトニックとサブ・ドミナントで多く使われます。
構成音は、1・m3・5・m7・9の5種類。
(5弦ルートのフォームは5を省略した物)
最後に、それぞれを比較し整理してみましょう。
その前に、確認しておきたいのが「T、S、D」。
「トニック、サブ・ドミナント、ドミナント」のことですね。
例えば曲のキーがAメジャーなら、
Aがトニック(T)になり、Dがサブ・ドミナント(S)、Eがドミナント(D)になります。
これはコードを勉強する上で必須の知識となります。
このページに掲載した全部のコードを全部覚える必要はありませんが、
タイプが3つ、5種類のナインスコードがあるということは押さえておきましょう。
【ドミナント・タイプ】
●ナインス=構成音は、1・M3・m7・5・9で
セブンス・コードの代わりに使えて緊張感が高い。
「◯79」とセブンスコードの右肩に「9」が付く。
【メジャー・トニック・タイプ】
●アド・ナインス=構成音は、1・M3・5・9で、
トニックで使えて緊張感が高く澄んだ響き。
「◯add9」とコードの右肩に「add9」が付く。
●メジャー・ナインス=構成音は1・M3・5・M7・9で、
トニック・サブドミナントで使えて緊張感が高く澄んだ響き。
「◯M79」とM7コードの右肩に「9」が付く。
【マイナー・トニック・タイプ】
●マイナー・アド・ナインス=構成音は、1・m3・5・9 で、
マイナー・キーのトニックやサブドミナントで使える。
「◯m add9」とmコードの右肩に「add9」が付く。
●マイナー・ナインス=構成音は、
1・m3・5・m7・9で、マイナー・キーのトニックやサブドミナントで使える。
「◯m79」とm7コードの右肩に「9」が付く。
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